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こんにちは。
一見さんお断りの飲食店さんがあると聞きますが、わたしが気になってたのは「一見さんお断りの焼き菓子屋さん」。
「村上開新堂」さんというお店で、実店舗は東京千代田区にあるのだそうです。
でも、お店に行ってもクッキー売ってくれないんです。(そもそもお店に入れない)
どうやって買えるかというと「紹介」のみ!
そう、既に顧客になってる方からしか購入ができないクッキーなのです。
庶民のわたくし、村上さんを知ったのはここ5~6年なのですが、ずーっと食べたいと思ってました。
で、遂に昨年、恥を忍んでそこらじゅうの食べたことがありそうな人に「どうか村上開新堂を紹介してくれ」と頼んで回ってたのです。(我ながらええ根性だ)
しかし、「食べたことはあるけれどいただきものだったから紹介権はないんだよ」というお声ばかり。
「じゃあ、もらった先の人にわたしのこと紹介してくれ」とまで言いたかったのですが、さすがにそこまではできず…もう諦めてました。
もうすっかり忘れかけた頃、友人から「村上開新堂のクッキーを買ったから届けるね」との連絡!
そして、遂に本物が届いたのでした。
パウダーピンクのシンプルな缶を開けると、ぎっしり詰まったクッキー!
これこれ、これぞどっかの誰かさんのインスタやらネットやらで見かけた村上開新堂さんのクッキー!
一つひとつ手作業なのだそうです。
クッキーの解説本もついてきました。
シンプルな1枚クッキーのほか、クリームやジャムをサンドしたものやメレンゲ、カレー味といった変わり種まで。
ポストカードより一回り小さなお花のイラストカードもまた、レトロで贈りものらしい気の利いた演出です。
なんかもう、近所の仲良しYさんに、両親に、みんな呼び寄せてお祭り騒ぎしてしまいました。だって紹介制の一生食べられないと思ってたクッキーですもん!
アルミにくるまれたクッキーもあり、解説書を見るとレモンクリームのサンドされたクッキーとのこと。
母「昔食べたクッキーに似てる!もちろんこんな上質な味じゃなかったけど、なんだか懐かしい」
Yさん「動物ヨーチに似てますね!」
わたし「ボリボリサクサクさいこー!楽し~」
だいず「うん、おいしい。でも、ルマンドがいいかな」(←オイ!)
父「オレには固すぎだな」(←オイオイ!)
…でも、なんとなく…食感、お味、お分かりいただけたでしょうか?
テーベッカライとかアンリシャルパンティエ、アトリエうかい系のしっとり系クッキーではありません。
どちらかというと、泉屋のクッキーに近いガリガリボリボリ系。
素材もシンプル。
そして香辛料がふんだんに使われているのも特徴かと思います。あと、賞味期限めっちゃ長い。3か月くらいある。
同封されていたパンフを見ると、「村上開新堂」って鹿鳴館時代からお料理を提供してきたお店らしいです。
だからいまでも、半蔵門にはレストランもあるのだそう。
しかも、コース料理メインの本店と、姉妹店で、もっとカジュアルな雰囲気の「ドーカン」というお店もあるそう。
それにしても、思わず歓声の上がるクッキー缶。
これで紹介してもらったからいつでも食べられると思ったら夢のようです!
…と、言いたいところなのですが。
なんと、ただいま新規お客様受付中止。
ええ~~~。
なんと、すごく人気のため注文が殺到していて、友人も、1年以上前に村上さんに連絡して、ようやくクッキー缶が来たのが今年の4月だったとのことです。。。
でももう一つの噂によると、転売が増えてしまったので紹介制を中止しているとも💦
セコイ転売ヤ―どもは即刻滅亡してほしいと、久々にわたしの黒い心が燃えたぎりました。(メルカリなんか見ると、空き缶すら転売している輩がいて情けなくなった)
とにかくもう一生食べることはできなそうなクッキーになっちゃいましたが、待った甲斐ある、素朴ながらも歴史すら感じるお味でした。
あまりに惜しくて、調べたら、村上開新堂さんの姉妹店「山本道子の店」では、村上さんみたいな上質でシンプルなクッキーを普通に購入できるそうです。
もう、こういうシンプルで贅沢なクッキーに惚れ込んでしまったので、東京に行ったら絶対買ってこようと思います!
今回もお読みいただき、ありがとうございました(。・ω・。)ノ♡
村上開新堂
東京都千代田区一番町27 1F
TEL/03-3261-0367
※山本道子の店はこちら
※京都にも村上開新堂というお店がありますが別物らしいです