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長野のオシャレさんとかグルメな友人がこぞって行っている城山小学校から表参道方面にちょっと行ったあたりにある「ラランコントル」。
オットだいず、妻りんごの両親の4人でうかがってきました。
実は今回お店を決めるにあたり参考にしたことがあります。
それは、台風被害への支援があること。
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この台風では、知り合いの自宅が河川氾濫の犠牲になったり、
息子の学校でも学生服が流された同級生がいます。
身近な災害に本当に胸が痛みます。他人事ではありません。そんな中、料理人1人の完全予約制のレストランでも出来る復興支援は
ないかとずっと模索してきました。
そして、わたしたちに出来ること
10月20日より《復興応援メニュー》を新たにご用意します。《復興応援メニューランチ》 税別3,000円
前菜/魚料理 or 肉料理/食後のお茶とお茶菓子《復興応援メニューディナー》 税別5,000円
前菜/スープ/魚料理 or 肉料理/デザート/食後のお茶とお茶菓子料金の半分を「令和元年台風第19号災害義援金」に寄付*し、
必要とする方に役立てて頂きたいと考えています。
11月いっぱいでこの支援は終わってしまったとのことですが、こういうチャリティ意識の高いレストランはぜひ応援したい!と思ったのでした。
昔は商店だったところを改装した古民家。
オープンしてまだ3年なのだそうです。
入口からぐるーっと回ってこちらの玄関へ。
▼メニュー詳細はこちら▼
予約必須!
私と母はお肉料理ナシ、少なめのポーションでお願いしました。
こんなお願いも聞いてくれるんです~~~!有難い!
ランチは4500円、ディナーは1万円。
予約はヒトサラか電話で対応してくれます。
私たちのように注文の多いお客さんは電話が◎ですね^^;
店内の様子はこんな感じ。
外から興味深げに見ていく人もいます^^
古民家改装のお店なので天井が高い~!
オシャレなスワッグも吊るされてました。高級店なので服装はどうしよう…と一応ちょっとフォーマルにしていきましたが、店内を見るとスニーカーやネルシャツの方もいるので、そんなに気にしなくていいと思います。
あ、スニーカー履いてるのは己のオットのだいずじゃん…。
コースに飲み物は含まれていません。
今回はみーんなノンアルコールにしました。
お店の方が言うには、フランスもいまノンアルにものすごく力を入れているそう。
こんなワインのようなボトルに入っているのだそうです。香料は入ってましたが、オーガニックなんだそうで。
注がれた瞬間から香りが漂います。
私はカリンのノンアルシャンパン(900円)、ほかの3人はワインのように、1杯ずつお料理との組み合わせを楽しめるペアリング(2500円)を頼みました。
ノンアルなのにペアリングなんてことができるんだ~!と感動…。
最近オットが自分だけいいiphoneに変えていて、こういう一眼レフ風写真を撮れるようになったので、勝手に活用しています。
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1品目は「カリフラワーのポタージュ」。これはもう1杯頼みたかった…!
クリーミーでカリフラワーと言われないと分からないです。
アミューズの「わかさぎのフリット」、「信州サーモンのクロケット」。
中までアツアツで、揚げ具合もちょうど良く火が通っていて、盛り付けがユニーク!魚系だからか、サンゴやサザエの蓋と落ち葉の上に盛り付けられて登場していました。
こういうのを楽しむだけでもフレンチに来た甲斐があるってもんです。
魚料理の「鰆のコンフィとシイタケのガレット」。
緑のソースは春菊、黄色いのは卵黄ソース。
鰆の中央はわずかにレアで、春菊ソースとぴったりマッチ!
本日の魚料理は「メダイ」。
ソースはトマトの酸味と貝の出汁が効いてます。
これもまた、美味しいというか、ソースにパスタを入れて2度楽しみたい感じでした。
長崎から送られてきたお魚だそうで…!
これもまた火加減が絶妙で、さきほどの鰆よりしっかり火が通っているけれど、フォークで崩すとじゅわっとジューシー。
パンは鎌倉のシェフとゆかりのあるパン屋さん「カルヴァ」からお取り寄せなのだそう。
このバゲット、いままで出会った中で多分1番美味しいです。おかわりでき、2品目のパンはカンパーニュでした。
本日のお肉料理はこちら。
父は、コースメニューのハンガリーの特産「マンガリッツア豚のコンフィ」を選択。
だいずはアップグレードして(+1800円)「牧草牛とフォアグラ」。
フォアグラが苦手な場合はなしにしてくれます。
母と私はお肉NGにしたので、魚介でつくっていただきました。
「天使のエビと北海道産ホタテ」。何でしょう…バリで食べたバーベキューを彷彿とさせる香ばしさとフレンチの繊細でユニークな味わい。
トリュフもたっぷりで豊かな風味が広がります。
ここでお店の方が「いかがですか?」と聞いてくださったので、一人ひとり感想を言い合いましたが、誰一人的確に表現できずみんなで爆笑^^;
スタッフさん含め、和やかなムードのなか食事をゆっくり楽しめます。
お腹はまあいっぱいでしたが、「フロマージュはいかがですか?」のお誘いをいただき、2名分をシェアしたいとお願いしました。
今回は4種のチーズで+3600円です。
安曇野にある清水牧場のチーズだそうで、こちらはトリュフの入ったカマンベールと、7か月熟成させたチーズ。(名前、覚えられない!!)
こちらはフレッシュチーズと青カビのチーズ。
フレッシュチーズは、母が「昔飲んだものすごく濃い牛乳の味」と表現してましたが、私はこれ、かなりあっさりクセのないデザートみたいなチーズだと思いました。
真逆!
青かびのチーズが苦手な方もこれはきっと食べられると思います!
ハチミツをかけるとさらに食べやすい◎
最後はお待ちかねデザート!
今日は「安納芋のモンブラン仕立て」。ミルクティーの中にモンブランが入っている感じです。
紅茶と牛乳、お芋ってこんなに好相性だったんだったね…!
と…私にはバースデープレートが運ばれてきました!
だいずが頼んでくれたようで、ま~ゴージャス!
こんなときでもフルーツ盛り合わせだけでもコレ、お高いんじゃないかしらとか思ってしまうあたりが庶民です。
食後の飲み物はコーヒー、エスプレッソ、ハイビスカスティー、紅茶から選択可能。
母と私は紅茶、オットと父はコーヒーでした。
砂糖入れとミルクピッチャーは古民家に合うほっこりデザイン。
ティーカップはポルトガルの由緒ある磁器メーカー「Vista Alegre」でした。
さりげないデザインにこだわりがある感じが…好きっ!!!
あと、オマケに植木鉢をもらいました。
いえいえ、プチガトーです。
「信州みそを入れたプチマドレーヌ」と、「マロンクリームを絞ったガトーショコラ」。
オットのだいずは野暮用があり先に帰宅してしまったのですが、オット用にプチガトーを包んでいただきました💦
普通、日本のお店はお願いしても包んでくれるなんてしてくれないのに(お願いしないよ、というツッコミはスルーします!)!
なんて素敵なサービスなんでしょうか…。最後の最後まで居心地がよいレストラン。
普通は少なめのポーションとかお肉NGと言っても「残してください」と言われてしまいがちですが、ラランコントルはすべて叶えてくれて、しかも先に帰った人の分まで気遣ってくれて…ずっと気持ちよく過ごさせていただきました。
これは評判が良いのも納得。
気づけば入店から3時間経過。
居心地がよくて気づきませんでしたが、皆さんランチでも2.5h、ディナーだと4hくらいお店にいらっしゃるそうです。
シェフは四谷のミクニで修業されたそう。
今度はミクニにも行きたいな~と思いつつ、「いや、ラランコントルにまた来たい!」と思うのでした。
ごちそうさまでした!
【お店情報】
駐車場がなく、善行寺界隈の駐車場は高い&狭いので、徒歩または公共交通機関がおすすめです。