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2年前に桐原駅近くにオープンされたと聞いてずーっと行きたかったドイツ菓子のお店「橘花 KIKKA」さん。
遂に、ついにうかがうことができました!
桐原牧神社の通り沿い。
桐原駅の線路南側すぐにあります。
ワインレッドに白いお花の看板が目印。
お隣のdoccoさんというコーヒー屋さんも気になる…!
店内はこんな感じ。
ああ、私のこの写真じゃ申し訳ない…撮る人が撮れば、なんというかもっとドイツの質実剛健さというか質素な中にもお洒落な雰囲気というか、厳かさすら感じる異空間が撮影できるはず…。
私と母の2人が入ったらもう一杯という小さな、ちいさなお店さん。イートインはなく、テイクアウトのみです。
木のテーブルに銀のトレイ。
そこに丁寧に並べられたクッキーたち。
クッキーというよりロシアケーキと呼びたくなります。
お値段は170円~190円。マジパン(アーモンドプードルとお砂糖を混ぜたもの)が隠し味に使われているそうです。
そうそう、ドイツ菓子の良さはそれなんですよね!どっしり重い感じ!
その秘密はマジパン~~!
この日、ケーキは5種類ありました。
アーモンドたっぷり生地の「リンツァー」430円。
「ショコバナーネ」620円、「ツィトローネ」700円。
…なんとなく、チョコバナナとシトロン=レモンだなというのが分かります。
今の時期にしかない「アプフォルクーヘン」480円、お酒のきいた南ドイツのチョコケーキ「プリンツレーゲンテン」650円。
どれも華やかなデコレーションはないけれど、「これこれ!」と言いたくなるような重そうなケーキさんたち!
マジパンが好きと伝えたら、一番マジパン率が高いのはレモンケーキとのことでした。
おすすめを聞いてもやっぱり、レモンケーキとのことです。
ということで、クッキーはすべて1種類ずつと、レモンケーキ、チョコバナナ、りんごのケーキを購入してきました。
まずはりんごのケーキ、いやアプフォルクーヘンから。
クーヘンというより、りんごそのものという感覚!
甘さがごくごく控え目で…
いい意味で…「え?これ、ケーキじゃないじゃん?!」といううれしい裏切りが✨
りんご+スパイス+レーズンのフィリングがぎっしーり。
そして、ショコバナーネ。
ここでも、「ええっ!?ケーキだよね?!」という感覚再び。洋酒の香りはあるけれど、甘くないんです、クリームが!
でも、中間のバナナでほんのりした甘みが、そして一番下のスポンジでやっとお菓子らしい甘みが登場するのです。
ツィトローネ。
ここでやっと「お菓子ですよー」の感覚。
なのですが、それでもやっぱり果実を食べてるのではないかというような酸味、そしてマジパンらしきどっしり濃厚なコク!
今回のケーキたち、両親と味わったのですが、美味しいのはもちろん、丁寧につくられたお味だねえ、甘さでごまかしてないねえと感動してました。
そうなのです。
コース料理みたいなわくわく感と新鮮さが楽しめるとでも言いましょうか、お菓子というより、お料理を味わっているようなお菓子でした。
クッキーもまた然り。
原材料、添加物なんてありません。まず最初に「ショコラーデン・シュブリッツゲベック」をいただきましたが、やっぱり甘さを控えに控えていて、でも濃厚でケーキのようなしっとりとした感じがあり食べ応えがあります。
もうね、焼き菓子というよりもケーキコーナーに置いてもいいんじゃないかな!
やっぱりマジパンが入っているからかな!マジパン最高!!
2週間ほど日持ちするので、大事にだいじにいただきます( ´艸`)
そういえば、ドイツ菓子と言えばの「バウムクーヘン」。
たまにお店に並ぶことはあるそうですが、定期的ではないそうです。こちらのマジパンを使ったバウムクーヘンなら絶対に美味しいはず…!!
オーナーさん、出たらぜひご連絡ください(笑)
聞けば、オーナーさんはドイツで修行されたそう。
「SNSとかHPお持ちでないですか」とうかがったら「やりたいのですが時間がなくて」とのこと。
そりゃあ、これだけ丁寧なお菓子をつくられていたらそうですよね、と納得。
焼き菓子好きや本物のスイーツ通の方にプレゼントしたら絶対喜ばれること間違いなしのお菓子を作るお店。
実直な職人さんという感じが、とても素敵でした。
もしやクリスマス周辺にはシュトーレンなんか並ぶのかな!?またお邪魔したいです。
ごちそうさまでした!
【お店情報】
ドイツ菓子橘花 KIKKA
長野県長野市桐原1丁目27−18
営業時間/ 9:00~18:00
定休日/ 日曜~火曜(営業は水曜~土曜)
TEL/026-217-5568
※11/17から10:00~19:00に営業時間変更します
※お支払いは現金のみ
※お店の前に駐車場あり